2014年8月31日日曜日

Parrot Rolling Spider(ドローン)を飛ばしてみた

先日amazonで1万ちょいで買ってしまったので、近くの公園で飛ばしてみた。
(部屋でも飛ばしたけど、テレビ裏のだすてぃーなところに突っ込んじゃってわやわやになるので諦めた)


面白い。初代ドローンは見たこともないけど、基本的に同じ仕組みなのかな?

機体の下部に超音波センサーが付いていて、地面からの距離を元に高度を自動調整できる。
かつ、機体に入ってる加速度センサーにより、傾きも自動調整できる。

なので、環境条件がよければ(無風かつ舗装路)、自動ホバリングできるので、高度の上げ下げぐらいなら3Dオブジェクト感覚。
スマホを傾けるとドローンも傾いて移動始めるので、定点往復するだけでも楽しい。

だがしかし!
まだファームやアプリの詰めが甘くて、よく暴走するw

アプリ側で高度上限を設定できて、それ以上は上昇しないようにできるんだけど、一度暴走して上空10mぐらいまで飛んでったときは焦った。emergency cut offがあるので、プロペラ止めて落下させ、地面近くでまたプロペラ回すとか、高度な技術が要求されるw

これ、ファームもなんか変だけど、たぶんアプリ側がショボいのだと思う。よく強制終了するし、ハングするし、(おそらくアプリがショボくて)Take offと同時に全力で前傾姿勢になって向かってくるし(しかも水平に修正できない)、コントローラーはジョイスティック型なんだけど、何を意味するのかいまいちわかんないし。

emergency cut offはいつでも効くみたいなので、ドローンと通信回路はまぁ良いとして、アプリがアワアワしつつ変なデータ流してるのだと思う。

しかも、Nexus5(4.4)とGalaxy S4(4.4)とiPhone5C(OS7)で、それぞれ別のファームダウンロードしようとするし、しかもGalaxy S4のファーム流した後にNexus5のファーム流したら、Galaxy S4と接続できなくなったしorz
接続にはBlueTooth LowEnagyを使ってるみたいだけど、おそらくBlueToothスタックの違いに悩んでいるのではないかと推測。iPhone5Cではまだ飛ばしてないけど、こっちのアプリとふ

追記:

iPhoneで飛ばしてみて分かった。しょぼいのはAndroid版アプリだわ。
iPhone版だと完成度がぜんぜん違う。まともに飛ぶし、操作感あるし、体験自体が違う。
まぁこのタイミングのAndroid版だからねorz


あれ?
ってことは、飛行姿勢制御はドローン内部じゃなくて、スマホ側で行ってるんだね。
追記終わり

あと、超音波センサーが舗装路では効くけど、草むらに入ると効かなくなるので、困ったドローンが暴走を始めるw

広くて人の居ない駐車場を探さないとね。

2014年7月6日日曜日

CardBoardを自作してみた

なんとなく忙しくなってきそうなので、遊び納め的にCardBoardを自作してみました。

CardBoardとは、Google IO 2014のお土産として、会場で配られた3Dメガネ自作キットのことで、ダンボールとレンズと磁石で構成されています。このCardBoardにデモ用アプリを起動したスマホを装着すると、左右の画像の視差により三次元的に見える仕組みになっています。

まぁ、巷でFakeRiftと言われているもののひとつです。
KinnekoさんがABCなどのイベントで展示していたやつを、Googleも作ったということですね。

で、CardBoardですが、公式ページからCardBoard用の型紙もダウンロードできるので、Google IOには参加してない方でも試してみることができるようです。


…ってのを今朝知ったので、ちょうど今日は暇してるし、作ってみよ〜ということになりました。

会場で配布していたものは、パッケージを開けるとレンズや磁石などがセットされた状態で配布されているようで、上記サイトでは型紙の画像の他、レンズや磁石なども購入できるようなのですが、近くの100均にあるもので代用可能のようなので、適当に買ってきて試してみました。


最低限必要な物は、上記型紙画像を印刷した紙と、ダンボールと、レンズ(上記ミニルーペからはレンズ2枚取れます)と、磁石1組です。100均で400円で揃いました。

レンズは焦点距離40mmのものが必要らしいのですが、上記ミニルーペのレンズですと、人間側の気合があれば3次元的に見えることが確認できました。もちろん焦点距離なんて確認してません(汗)
このミニルーペのレンズには方向があるようなので、縁のカットの方向を合わせるのがコツです。合わせないと画像がブレたまま重なりません。



また、Googleが配布した時のレンズと、今回ミニルーペから取り出したレンズは、直径が違うので、ダンボールを型紙通りにくり抜いたのではうまくハマりません。
中央下部が型紙どおりにくり抜いてレンズを合わせたものですが、穴が小さすぎるようです。上部のようにレンズがすっぽり入るよう、現物合わせでくり抜く必要があります。

CardBoardの操作は、スマホ本体の加速度センサーと、磁石を使って操作します。
CardBoardにスマホを入れてしまうと、直接タップできないので、CardBoardに付いている磁石をスライドさせることで、スマホ本体の磁場センサーを使ってタップをエミュレーションするようになっているようです。
(オレのスマホに磁場センサーなんて付いてたっけ? と思いましたが、Nexus5とGalaxy S4で動作確認できました。付いてたんだ…)

Googleが配布していた時の磁石は、結構大きかったようですが、要は磁場の変化を読み取れる程度の磁石であればなんでも大丈夫のようです。
自分の場合は、100均にいわゆる強力磁石(ネオジム磁石など)の大きい物がなかったので、小さいネオジム磁石の受け側と、同じく小さいネオジム磁石に取っ手が付いているものを買ってきました。
ちょっと磁力が足りないようで、型紙通りよりはスマホ側にずらして操作する必要がありますが、一応動くには動きました。


肝心の3D具合ですが、オモチャにしては良好です。
さすがにRiftと比べると解像度が低いし、センサー精度はRiftほど良くないし、計算速度はPCに勝てるわけないのでカクカクするし、レンズの焦点が想定と違うものなので、どうしてもなんちゃって感は否めません。
(自分はRiftは持ってませんが、試したことはあります)

しかし、一応首を振った方に画面が追従して360度見えるし、浮き出て見えます。
ちゃんと3Dしてます!!
この程度のものでもアイデア次第で色々使えそうかなぁと思いました。

…が、Riftほどの衝撃は受けなかったので、初めて試す方は、先にRiftを試してみてVRの可能性を感じたほうが良いと思われます。

Rift用に出ている表示用ソフトをAndroidに移植できそうです。実際にデモアプリで使われている3DムービーはRiftでも見たことがあります。
Unityちゃんと勉強しようかなぁ。


ダンボールとレンズと磁石さえ揃えば、製作時間そのものは2時間程度(90%はダンボールの切り出し時間)です。
難易度は、小学生の夏休みの自由研究程度です。
材料も400円で数個制作できるぐらい揃います。
とってもオススメです。

2014年2月23日日曜日

iBeaconを使った室内向け測位システム作ったよ

個人的に色々ありましたが、なんとか生きております。。。

現在お仕事が無いので色々研究開発を進めてまして、個人的に興味があるiBeacon周りのプロトタイプを作ってみました。

使い方やできること、測位精度などは動画を見てもらうのが早いです。


全部入りで作ったので、簡単に内容だけ見たい方はこちら↓
アプリはほぼ同じでiBeaconを3mスパンぐらいで配置しています。



まだちょっと動画は準備出来ていないのですが、ヒートマップ連動版も準備中です。

こんな感じで。

今は送信側と受信側を入れ替えて、iBeaconを持って室内を歩くと、Raspberry Piなどの名刺サイズPCが読み取るようなシステムを作ってます。

これ、何に使えるのか考えてるんだけど、
  • iOSのiBeaconを使った近接検知(店に来た、特定の棚に近づいた)より、もうちょっと踏み込んだ来店イベントやクーポンとして
  • 工場などでの工程ごとの作業時間管理
  • 来店客の動線を把握することで、商品のディスプレイ方法の最適化、興味のある商品ニーズの発掘、興味から購入に至るプロセス(いわゆる買い方)の研究など
みたいな感じかなぁ。
ただし、現状ではBLE対応スマホ(iPhone 5S/5C/4S/Android 4.3以降など)、またはiBeaconなどのBLEペリフェラルを持ってないと使えないのが問題かなぁ。
博物館など、入り口でiBeacon渡せるような感じなら問題ないんだけど。

事業化したいので、興味ある方は右のプロフィールから連絡ください。